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番外編・購入前にやっておきたいこと

初心者さん向けに、ピアノ購入についての事前準備についてまとめてみました。

設置場所についてのガイド

ピアノは大きな物なので、設置場所に悩まれる方も多いと思います。全てをクリアする場所を家の中で探すのも難しいとは思いますが、避けた方がよいと思われる場所をあげてみました。

●温度や湿度の変化が激しい場所
ピアノに最適な温度は15℃~25℃で、湿度は50%~70%と言われています。エアコンや暖房機器、除湿器・加湿器の風などが直接あたる場所は、家具にとってはあまり環境がいいとはいえません。

●直射日光があたる場所
日焼けしてしまいますので、避けたほうが無難です。どうしても他に場所がなければ、カーテンや雨戸でガードしましょう。

●隣家に面している場所
近所迷惑になるため避けたほうがよいでしょう。アップライトピアノですと裏側、グランドピアノですと右側が特に音が響きやすい場所なので、なるべくこの面をお隣側に向けないように設置するといいと思います。

設置場所を決めたら、次に床面の保護を考えましょう。

ピアノは大きいだけではなく、とっても重い物です。機種によって違いがありますが、だいたいアップライトピアノで約210㎏~260㎏、グランドピアノになると、260kg~400kgもの重量があります。

それを足で支えているので、そのまま置くと重さが1点に集中して床面に穴が空いたり、最悪の場合床が抜けてしまったりします。

それを防ぐために、キャスターの下には必ず敷板を敷きましょう。重量を分散させて床を守ります。

また、インシュレーター(防音材)を使用してもいいでしょう。

ピアノの下に敷物をしいたり、インシュレーターを使用することは、床面の保護だけではなく防音・防振などにも効果があります。

消音対策についてのガイド

練習に熱中しすぎるあまり、自分が出している音の大きさに意識が回らないことがあります。ここでは、ピアノ初心者が気をつけたい、近所への防音対策について紹介してみたいと思います。

●消音装置
ピアノに取り付けると、タッチはそのままに、ピアノの弦の音を完全に消し、電子音がヘッドホンから流れるようになります。スイッチをoffにすれば、生演奏も可能な装置です。夜にしか弾けないという人に支持されています。

●防音パネル
主に、ピアノの背面から響く音を軽減するパネルです。いろいろな種類がありますが、音質は下げないよう工夫されていたりします。比較的安価で手軽にできる対策です。

●防音室の設置
3畳ほどの防音室を作る対策です。簡易室とはいえ、かなり大がかりなものとなります。

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