ショールームでのチェックポイント
ピアノ販売店のショールームで実物を確かめる時、どんな事に注意したら良いのでしょうか。トップページでも少し触れましたが、ここでもう少し詳しく紹介します。お店やショールームへ行く前に、必ず確認してくださいね。
ピアノ販売店ショールームでの8つの確認事項
【その1】
品番(製造番号)が明記されているか…ピアノの戸籍とも言えるものです。このナンバーで作られた時期や使われている部品がわかり、修理の時に役立ちます(ヤマハ、カワイの場合はこの番号順に出荷されています)。
※補足…品番がわからない場合は、いつ頃作られたピアノなのかに注目してみて下さい。一般的には昭和40年~50年頃に製造されたピアノが、品質が良いとされているそうです。
【その2】
試弾して音を確認…鍵盤のすべての音を出してみましょう。鍵盤のガタつきや浮き沈み、音色がクリアであるかどうかを確認します。(響板が割れている場合は嫌な雑音が入ったりします)
【その3】
ピアノの内部を確認…弦を叩くハンマーの状態や、響板割れはしていないか、フェルト類に虫食い等がないか、弦等に錆びた部分はないか、しっかりと確認しましょう。
【その4】
ペダルを踏んでみる(状態・音への反応を確認)
【その5】
外観は裏側まで隅々を確認する…塗装の具合や、へこみ等の外傷の有無。内部の布の部分に虫食いがないかを見ます。
【その6】
未調律あるいは調律中のものは、調律が済んだらもう一度見に来る…事前に調律しておいてもらえるか確認してから行くと良いと思います。
【その7】
販売員は誠実かどうか…他店の悪口ばかり言うお店、こちらの質問や希望にハッキリと答えてくれないお店は避けた方が良いでしょう。
【その8】
購入後のメンテナンスや保証についての確認…販売店によって保証期間やメンテナンス内容は異なります。これまでの実績も合わせて、しっかり確認を。
上記の点を先ずはしっかりと確認しましょう。特に、ピアノの内部の確認は必ず行うようにして下さい。面倒でも、後のトラブルを避ける為には必要な事です。
特にピアノを初めて購入するという方は、メモを取りながら見るのがお勧め。後で検討する時も役立ちますし、記録を残しておけば、保証等でトラブルが発生した際に役立つことがあるかもしれません。
これらのチェックポイントを踏まえた上で、自分が「好き」だと思える(これが最も大切!)ピアノを選ぶことが大切です。