アフターフォローで選ぼう
ピアノ販売店に求める2つ目の条件は、アフターフォローが万全であること。
ピアノは買ってからの手入れが、その後の状態を大きく変えることになります。とてもデリケートな楽器ですので、部屋の気温や湿度によっても状態が変化していきます。そのため、プロの手で定期的にメンテナンスや調律を行ってもらう必要があるのです。
アフターフォローが充実している販売店を紹介
※ピアノ販売用のショールームと修理工房を持っている会社の中から取扱いメーカー数が多い3社をピックアップ(2021年7月調査時点)
●昭和楽器
元々がピアノ修理工だった会社なので、修理やメンテナンスはどこよりも徹底しています。販売したピアノ1台1台にカルテを作成・管理しており、常にピアノの状態を把握してもらえる点も安心です。ショールームは埼玉県にあります。
●ピアノプラザ群馬
敷地内に再生工房を併設し、修理や調律・メンテナンスもしっかりと行っているのが伺えます。再生工房でのお仕事の様子がブログで紹介されています。
●ピアノパッサージュ
ピアノの調律や修理も行なっているため、購入後のアフターケアもお願いできます。ベヒシュタインの新品購入の場合は、メーカー保証もついてきます。
ピアノの寿命を左右するメンテナンス
「良いピアノは一生もの」と言われています。
実際に、70年以上も前に作られたピアノ(欧米の一流メーカー製品)が、現代でも美しい音色を奏でていることを知ると、良いピアノは長く使えるのだと誰もが思います。
しかし、それは一流の調律師がきちんとメンテナンスをおこなってきた賜物でもあるのです。特に欧米等の輸入ピアノの場合は、上手に調律を行わないと良い音を出すのが難しいようです。
ピアノを購入する際は、そのピアノ販売店が腕の良い調律師を抱えているかどうかにも目を向けてみましょう。
- 「調律師はどのくらい在籍しているか」
- 「確かな技術があるか」
これは、良い販売店かどうかを見極める一つの判断材料になるでしょう。特に中古ピアノの場合は、部品だけを新品に取り換えて未調整のものを販売しているお店があります。そういったところには良い調律師がいないと考えられますから、要注意です。